パッキャオVSマクレガー戦実現に前進か 同マネジメント会社と契約「乞うご期待!」
ボクシングWBA世界ウエルター級スーパー王者のマニー・パッキャオ(41)=フィリピン=が12日、自身のツイッターを更新し、米マネジメント会社「パラダイム・スポーツ」と契約を締結したことを明らかにした。同社は元UFC2階級王者のコナー・マクレガー(32)=アイルランド=とも契約しており、水面下での交渉がうわさされる両者の対戦が実現に近づいたとも見られる。
パッキャオはサインした契約書を手にした写真をツイッターにアップ。「パラダイム・スポーツと正式に契約したことに興奮しています。家族、チーム、ファンのサポートに感謝しています。私のボクシングの旅は続きます。大きな出来事がやってくる!乞うご期待!」とつぶやいた。
マクレガーは9月25日に自身のツイッターに「次戦は中東でマニー・パッキャオとのボクシングマッチを予定している」と記している。そして今回のパッキャオのツイートもリツイートしている。
UFC屈指のスター選手であるマクレガーは、17年に当時引退していたボクシング世界5階級王者のフロイド・メイウェザー(米国)を挑発して対戦を迫り、実現に結びつけた。自身はボクシングの実戦経験はなかったが、ライセンスを取得し、1試合限りの復帰戦と宣言したメイウェザーと公式戦として同年8月に対戦。しかし技術差は歴然で10回TKOで完敗した。それでもこの試合の話題性は抜群で、米フォーブス誌が発表する18年のアスリート番付でマクレガーは9900万ドル(約105億円)を稼ぎ、4位に入った。
世界6階級を制したパッキャオは2-1で判定勝ちした19年7月のキース・サーマン(米国)とのWBA世界ウエルター級王座統一戦を最後に1年以上試合を行っていない。フィリピン上院議員でもあり、政治活動専念のためボクシングの引退するのではとも近年はささやかれている。