新日本G1・飯伏が決勝進出!タイチと160発キック合戦制す 3人目連覇へ

タイチ(左)にカミゴェを見舞う飯伏幸太
タイチにキックを見舞う飯伏幸太(左)=両国国技館
勝利した飯伏幸太=両国国技館
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 「プロレス・新日本」(16日、両国国技館)

 20選手がA、Bの2ブロックに分かれて争うシングルリーグ戦「G1クライマックス」Aブロック公式戦の最終戦が行われ、オカダ・カズチカ、ジェイ・ホワイトと勝ち点12の首位に並んでいた飯伏幸太がタイチを破り、オカダとホワイトが敗れたためブロック1位が決定。18日に両国国技館で行われる優勝決定戦に3年連続で進出し、蝶野正洋、天山広吉に続く史上3人目の連覇に王手をかけた。

 オカダには勝利しているが、ホワイトには敗れており、優勝決定戦進出には、勝った上にホワイトが敗れなければならなかった飯伏。タイチと開始からほぼキックのみを約160発打ち合う17分以上の壮絶な戦いを繰り広げ、タイチともども大きなダメージを受けながらも最後は必殺のカミゴェをたたき込んで3カウントを奪って望みをつないだ。

 そして、次の試合でホワイトが石井に敗れてAブロック突破が決まると、「これで決まったね、3年連続の優勝決定戦進出。目標である2連続優勝、必ず成し遂げてみせる。明日、(Bブロックから)誰が上がってくるのか待ってる。絶対に逃げない、負けない、裏切らないから」と宣言。開幕前には神とあがめる棚橋弘至から「神になれ」と託されており、「優勝して、ボクは本当に、本当の神になります」と誓った。

 決戦へ「絶対にあきらめない。気持ちを見てもらいたい。今日も気持ちで勝った。今、こういう状況でプロレスができることをオレはあきらめないから。あきらめなければもっともっとプロレスも広がっていくし、ボクの発言力も上がっていくと思う」と意気込み、タイチ戦のダメージについては「関係ないです。ダメージは正直ありますよ。でも、そんなことは言ってられない。明日、誰が来るか分からないけど、その選手もダメージを負うだろうし、条件としてはかわらないから」と力説。Bブロックは内藤哲也、EVIL、SANADAの3人に突破の可能性があるが、「誰が来てもいいんですけど、久々に内藤哲也、この辺はやってみたいかなと思っていますけど、誰でもいいです。対策は練ってあるんで」と冷静に話した。

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