新日本G1・裕二郎が最後に初白星 来年の出場へ「脈ありだよ」ジェフ・コブ撃破
「プロレス・新日本」(16日、両国国技館)
20選手がA、Bの2ブロックに分かれて争うシングルリーグ戦「G1クライマックス」Aブロック公式戦の最終戦が行われ、8戦全敗だった高橋裕二郎がジェフ・コブから初勝利を挙げた。コブは4勝5敗。
元レスリング五輪代表で高い身体能力を持つコブに、噛みつきなどの悪のインサイドワークで応戦した裕二郎。終盤にはアスレチックプレックス、その場飛びムーンサルトを浴びて追い込まれ、ツアー・オブ・ジ・アオランドでトドメを刺されそうになったが脱出。最後はレフェリーをコブにぶつけた間にステッキで攻撃し、インカレスラム、マイアミシャイン、ピンプジュースと得意技のフルコースをたたみ掛けて勝利をもぎ取った。
最後に意地を見せた裕二郎は「言っただろう。G1クライマックス、最後まであきらめねえって。今日の勝ちはでけえんだよ」と得意顔。「0勝よりも1つ、しかも、あのジェフ・コブに勝てばよ、来年のG1クライマックスの出場権利の獲得の可能性も上がっただろう。それが0勝じゃ来年出場できねえんだよ。でもよ、1回勝ったんだから、来年のG1クライマックス出場も脈ありだよ」と持論を展開して、来年の出場に意欲を示した。