比嘉大吾「新たなスタート」 再起戦へ計量一発パス
「ボクシング・10回戦」(26日、後楽園ホール)
前日計量が25日、都内で行われ、デビューから15連続KO勝利の日本記録を持つ元WBC世界フライ級王者で同バンタム級8位の比嘉大吾(25)=Ambition=が53・4キロ、日本バンタム級13位の堤聖也(24)=角海老宝石=が53・3キロで、ともに一発クリアした。
体重超過による無期限資格停止処分が解除され、20年2月に復帰した比嘉。白井・具志堅スポーツジムから移籍後初戦は、再び師弟関係を結んだ野木丈司トレーナーが食生活を管理したことで「最後はきつかったですけど、順調に落とせた」と強調した。
堤とは高校時代に2戦2敗で「気持ちが強い」と評し、「向き合った時にどう出て来るか。自分はいくしかないので、どうなるか分からない」と話す。新天地は「いい環境でやらせてもらっている。それがモチベーションになる」と意気に感じている。「世界王者にもう一回なりたい。新たなスタートというか、その前のステップ」と試合を位置づけた。