京口が外国特派員協会で会見「世界にいい影響を」コロナ禍初の外国選手と有観客世界戦

日本外国特派員協会で日本人プロボクサー初の会見を行った京口紘人=東京・丸の内の日本外国特派員協会(撮影・伊藤笙子)
京口紘人(右)の世界戦について語る渡辺均・渡辺プロモーション会長=東京・丸の内の日本外国特派員協会(撮影・伊藤笙子)
日本外国特派員協会で日本人プロボクサー初の会見を行った京口紘人=東京・丸の内の日本外国特派員協会(撮影・伊藤笙子)
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 WBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(26)=ワタナベ=が26日、都内の日本外国特派員協会で会見。同級10位タノンサック・シムシー(20)=タイ=と3度目の防衛戦(11月6日・インテックス大阪5号館A)に向けて思いを語った。

 過去にはプロ野球の王貞治、フィギュアスケートの羽生結弦、大相撲の横綱白鵬、サッカーのペレ(ブラジル)ら大物アスリートが出席した同協会の会見。ボクサーでは世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)の例があるが、関係者によると日本人では京口がおそらく初めてとのことで、この試合が新型コロナウイルス感染拡大が始まってから世界で初めて開かれる外国人選手を招へいして有観客で行われる世界タイトルマッチであることから招かれた。

 会見にはワタナベジムの渡辺均会長、JBCの安河内剛事務局長、溝畑宏大阪観光局長も同席。まずは渡辺会長が「ボクシングの灯を消さないことをスローガンに有観客での世界タイトルマッチを決意しました。今回の取り組みを成功させ、来年に行われる予定の東京オリンピック・パラリンピックの機運上昇につなげることができれば幸いです」と意義を説明した。京口は司会者に英語で問いかけられて「英語分からなです」と苦笑する場面もあったものの、「今のところ順調きているので、当日まで気を抜かずに調整していきたいと思います。タノンサック選手は(来日から)2週間の隔離という過酷な環境の中、しっかり調整している若い選手ですけど、しっかり敬意を持って当日のリングで全力で戦いたい」と意気込みを示した。

 今回の試みが注目されることについては「いろいろ意味合いのある試合になるとは思っている。ベストの試合をして、日本に限らず、世界にいい影響を与えられたらいい」と自覚。「これをきっかけに世界中でもビッグマッチがまた開催されて、熱狂的な試合を見た思いもあるので、しっかり成功させたい」と誓った。

 また、京口は大阪観光大使も務めており、最後には試合後に食べたい物を問われて、「食べることが大好きなのでラーメン、焼肉だったりおいしい物をいっぱい食べたい。『Go To Eat 大阪』も始まるので、楽しみにしています」とPRすることも忘れなかった。

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