王者・京口がコロナ禍初の外国選手招へい世界戦「いい影響を」 外国特派員協会で会見
「ボクシング・WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ」(11月3日、インテックス大阪)
王者・京口紘人が26日、都内の日本外国特派員協会で会見を行った。過去にはプロ野球の王貞治、サッカーのペレらスター選手が出席した同会見には、ボクサーではモハメド・アリ、マニー・パッキャオらの例があるが、関係者によると日本人では京口がおそらく初めてという。新型コロナウイルスの感染拡大後、世界初の外国人選手を招へいしての有観客世界戦であることなどから招かれた。
会見では同席した所属ジムの渡辺均会長が「ボクシングの灯を消さないことをスローガンに決意した。成功させ、来年に行われる予定の東京オリンピック・パラリンピックの機運上昇につなげることができれば幸い」と開催の意義を訴えた。
京口は司会者に英語で質問されて「分からない」と苦笑する場面もあったが、注目されることに「日本に限らず世界にいい影響を与えられたら」と自覚。「これをきっかけに世界中でビッグマッチがまた開催されて、熱狂的な試合を見たい思いもあるので、しっかり成功させたい」と誓った。