新庄剛志氏、RIZINから参戦オファー プロ野球トライアウトの結果次第で実現か
総合格闘技のRIZINは13日、都内で12月31日のさいたまスーパーアリーナ大会に向けた会見を開き、榊原信行CEOがプロ野球の阪神、日本ハムで活躍し、米大リーグでもプレーした新庄剛志氏(48)に出場オファーを出したことを明言した。
“記録より記憶に残る男”が再び日本を驚かせるのだろうか。会見で榊原CEOは12月31日の大会がRIZIN5周年に当たることから、「集大成となるような、ニューカマーのビッグサプライズも含めてラインナップしたい」との抱負を語り、新庄氏にオファーしたことを明かした。
新庄氏は元K-1の皇治(TEAM ONE)と親交があり、皇治の応援のために、9月27日にさいたまスーパーアリーナで行われたRIZIN.24に来場していた。関係者によると、RIZIN側は皇治を通じてコンタクトを取り、榊原CEOが約10日前に新庄氏と会談してオファー。その際に、勝負論よりエンターテイメント性の強い試合を提案したという。
新庄氏は日本球界復帰を目指し、12月7日の合同トライアウトを受験する予定で、出場はその結果にも左右されるが、榊原氏は可能性を「50%以上」と自信を示した。対戦相手についても「なんとなく頭の中にある」という。
高い身体能力で知られただけでなく、敬遠球をサヨナラ安打、走者を追い越して本塁打取り消しなど数々の型破りなプレー、「新庄劇場」と呼ばれた派手パフォーマンスなどでファンを楽しませてきた新庄氏。今度はグラウンドではなく、リング上で光り輝くのだろうか。