最強タッグ・小林&関本“フォーク刺し”不発も宮原組撃破!全日と大日「令和は逆転」
「プロレス・全日本」(18日、新宿FACE)
8組が争う「世界最強タッグ決定リーグ戦」(最強タッグ)が開幕。大日本から参戦したアブドーラ・小林、関本大介組が宮原健斗、青柳優馬組を破って白星発進を決めた。
開幕前に、最強タッグの前身で77年に開催された世界オープンタッグ選手権で師匠のアブドーラ・ザ・ブッチャーがテリー・ファンクの腕をフォークで刺した昭和プロレスの名場面再現を予告していた小林。青柳優にフォークを突き刺そうとしたものの、和田京平レフェリーに阻止されてしまう。
4人がリング内外で入り乱れる熱戦は終盤、宮原が小林の太い胴に手を回してシャットダウンスープレックスを狙ったが、関本が阻止。そこから、小林は宮原を関本もろともジャーマンスープレックスで投げ捨てる眉山を成功させて勝機をつかみ、関本のラリアットのアシストを受けて、最後はダイビングバカチンガードロップで宮原を葬り去った。
全日本の顔である宮原からフォールを奪った小林は「オレ出ての1勝はデカいでしょ。我々の先輩方が全日本でアジア(タッグ王座)をやっと獲ったんだっけ。関本、岡林(裕二)が世界タッグ(王座)を獲ったり、やっと互角にできるようになったんだ。令和の時代は逆転だぞ」とアピール。続けて「とりあえず、宮原は陥落したな。一番やっかいなだった、今や全日本の象徴、和田京平とも握手をしたぞ。もう陥落じゃねえか、和田京平は」と全日本陥落を宣言すれば、関本も「このまま全勝優勝しましょう」と快気炎を上げた。
一方、敗れた宮原はダメージのあまりバックステージで倒れ込み、「最低だ。宮原健斗、キャリアの中で最大の汚点」と連呼して悔しさをぶちまけた。