井上尚弥にCロナが合同練習の誘い「日本に来たら一緒にしたい」オンラインで対談
ボクシングのWBA・IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(27)=大橋=が19日、都内で開かれたEMS(筋電子刺激)を中心としたトレーニングブランドSIXPADの新サービスであるオンラインジム「SIXPAD HOME GYM」のイベントに出演し、サッカー・ポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウド(ユベントス)から合同トレーニングを提案されたことが明かされた。
10月31日(日本時間11月1日)に米ラスベガスでジェーソン・モロニー(豪州)を7回KOで破る衝撃的な本格海外デビューを果たして以来、国内では2月26日以来となる公の場に姿を現した尚弥は、モデルで女優の菜々緒、陸上男子100メートル前日本記録保持者の桐生祥秀(日本生命)らと並んで登壇。菜々緒からは「これ以上強い選手はいないんじゃないかと思わせるぐらいすばらしい試合でした」、桐生からは「テレビで見させてもらいました。ボクも練習でボクシングをやっているんですけど、テンション上がりすぎて、こんなに心拍数上がるのかと思いました」と、モロニー戦を称賛された。
また、この日の未明にはロナウド、SIXPADを運営するMTGの松下剛社長の3人でオンライン対談を行い、「トレーニングに対する思い、そういうものをいろいろ話させてもらいました」という。そして、松下社長は「ロナウド選手は、次回日本に来たら井上選手と一緒にHOME GYMでトレーニングしたいと話していました」と明かした。
また、尚弥は「SIXPAD HOME GYM」による随意運動とEMSを融合させたハイブリッドトレーニングを体験。約10分間の濃密な運動に、「試合終わったばっかりですよ。完全オフの時期なので、心拍数が結構キツいです」と息を弾ませながら話した。
報道陣から、かねてからバンタム級の主要4団体統一を目標に掲げていることから、次戦について問われると、「WBO(王者ジョンリール・カシメロ=フィリピン)、WBC(王者ノルディーヌ・ウバーリ=フランス)、持っていないのが2つあるので、そのどちらかとタイミングが合う方と交渉したい」と答えた。