朝倉未来 ついにRIZIN初黒星 斎藤に判定負け フェザー級初代王座逃す

 判定でRIZINフェザー級の新王者に輝いた斎藤裕(上)と敗れた朝倉未来(撮影・佐々木彰尚)
 3回、朝倉未来(右)を攻める斎藤裕(撮影・佐々木彰尚)
 3回、斎藤裕(左)を攻める朝倉未来(撮影・佐々木彰尚)
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 「RIZIN.25」(21日、大阪城ホール)

 RIZINフェザー級初代王者を決めるタイトルマッチ5分3回(肘あり)が行われ、RIZIN7連勝中の朝倉未来(28)=トライフォース赤坂=は斎藤裕(33)=パラエストラ小岩=に0-3の判定で敗れ、初代王座を逃した。

 未来は不良同士が戦うのがコンセプトのジ・アウトサイダーで2階級制覇、斎藤は総合格闘技の老舗である修斗の世界フェザー級王者と、対極にあるバックボーンを持つ2人の対戦。未来は対戦が決まってからは「レベルが違う」などと挑発的な言動を続けていたが、戦いは一進一退の熱戦となった。

 初回はスタンディングに終始。未来のローブローで中断するアクシデントもあったが、距離を探り合いから互角の攻防となった。そして2回、未来は斎藤の手数に後退し、テークダウンを許してコーナーに押し込まれるもブレークするも、再度組み付かれてコーナーに押し込まれ、ロープに手を回して警告を取られるなど苦しんだ。

 そして、3回には見事なタックルからのテークダウンを許し、ロープに押し込まれるも、またもブレークに救われる。だが、ついに得意の左ストレートが斎藤の顔面を捕らえて後方に崩れさせると、斎藤も反撃して激しい打ち合いを展開。終盤には斎藤の左ハイキックを捕らえて放さずコーナーに追い込んだが決めきれずゴング。軍配は斎藤に上がった。

 試合後、朝倉は「斎藤選手は強かったですね。力ありましたパンチも組みも」と斎藤をたたえながらも、「勝っていると思っていたので、早く試合を見直したいのはある」と話し、「ダイレクトリマッチしたいですね。今からでも」と再戦をアピール。

 RIZIN8戦目で初黒星、他団体を含めても17年月10月に韓国ROAD FCでイ・ギルウ(韓国)に判定で敗れて以来3年ぶりの黒星となったことに「久々に負けて、勝ったときよりうれしい。格闘技をやめられない。早く練習してやり返したい」と話した。

 来年2月28日に東京ドームで行われる新格闘技イベント「MEGA2021」に出場することを発表している元ボクシング5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)の対戦相手候補とうわさされているが、「うわさになってますけど、オレは何も聞いていない。そんなこと言っている場合じゃなくて、斎藤選手にやり返したい」とあくまでもリベンジを執心。「今回は審判が3人ともあっちの勝ちだと言ってるのでそうですけど、次やったら勝ちますよ」と不敵に宣言した。

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