ノア・蝶野が松井珠理奈のビンタ被弾「愛情の印だな」杉浦&桜庭は丸藤&船木破りV2

蝶野正洋(右)にビンタを見舞う松井珠理奈。左は武藤敬司
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 「プロレス・ノア」(22日、横浜武道館)

 GHCタッグ選手権試合が行われ、杉浦軍の杉浦貴と桜庭和志の王者組がエムズアライアンスの丸藤正道、船木誠勝組の挑戦を退けて2度目の防衛に成功した。

 王者組は杉浦軍の最高顧問に就任した蝶野正洋とともに入場すると、挑戦者組はアイドルグループSKE48のメンバーでエムズアライアンスの一員でもある松井珠理奈とともに入場。一進一退の熱戦は終盤、桜庭と丸藤の一騎打ち状態となり、リストクラッチ式虎王、真・虎王を浴びるピンチに陥ったがなんとかカウント2で脱出し、そのまま変型アキレス腱固めでガッチリ捕らえて離さずギプアップさせた。

 試合後は蝶野もリングに上がって王者組を祝福。さらに、インターネットテレビ中継の解説を務めていた武藤と松井もリングに呼び出し、「解説を聞いていたけど一つも杉浦軍のことを言っていないじゃないか。そういう放送はありえるのか」と説教を開始した。

 「プロレスファンというのは勝った人間を応援するんだよ。負けた人間はほっといていいんだよ。それがプロレスの掟なんだよ」と持論を展開し、「そうだろ、武藤さん。負けた人間を応援してもしょうがない。この2人(杉浦と桜庭)を応援してもらいたい」と武藤と松井を杉浦軍に勧誘。そして2人と握手を交わして同意したかに見えたが、直後に松井に自身の十八番であるビンタを見舞われてしまう。これには動揺しながらも、「これは愛情の印だな。オレはそう受け止めたよ」と、一方的に2人の加入を宣言した。

 バックステージでは、杉浦が蝶野との合体を果たしたことに「夢はかなうんだよ。やってみるもんだな」と満足感をにじませれば、桜庭も「夢がかないました。蝶野とやるのが夢でした」と同意。蝶野は「2人は戦いに関しての不安はまったくない。ノア20周年を迎えて、反体制というか、何かを変えて行こうとしている気持ちもわかります。今日も、明らかに丸藤君たちにかたよったレフェリングをしている。今回の大統領選と一緒でね、不正のない、正々堂々とした管理をしないといけない。そこを正していくのが杉浦軍のやるべきこと」2人を激励した。

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