GHC王者・潮崎、中嶋と死闘42分超V5 次期挑戦者に杉浦名乗り
「プロレス・ノア」(22日、横浜武道館)
GHCヘビー級選手権試合が行われ、王者の潮崎豪がN-1VICTORY覇者の中嶋勝彦を退けて5度目の防衛に成功した。
序盤にはエプロンサイドから場外でエクスプロイダーで投げ捨ててダメージを与えたものの、その後は得意のラリアットを繰り出す右腕を厳しく攻撃されて苦戦。それでも20分過ぎから、自身の逆水平チョップと中嶋のミドルキックを5分以上も打ち合うなど激しい攻防を展開した。
終盤にはムーンサルトプレスを見せるも、ヒザで迎撃されてもん絶。そこから中嶋得意の蹴り攻撃でグロッギー状態になり、垂直落下式脳天砕きのバーティカルスパイクでマットにたたきつけられるもカウント2・9で返す。そこからスリーパースープレックスで逆襲し、強烈な豪腕ラリアットをたたき込んでチャンスをつかむと、ムーンサルトプレスを成功させ、さらにこん身の豪腕ラリアット4連発で42分超の死闘にピリオドを打った。
試合後は杉浦軍を率いる杉浦貴がリングに登場。「今年、ノア20周年、お前がチャンピオンで引っ張ってきて満足か。物足りないよな」と問いかけ、「アイ・アム・ノア、オレに勝ってから言え。オレも20周年なんだよ。今年最後、オレが行くぞ」と今年最後の挑戦者に名乗りを上げた。
これに潮崎は「杉浦貴、ずっと待ってたよ。ノアの20周年をオレたちの戦いで盛り上げてやろうぜ」と受諾。最後は「20周年のノアはまだまだ盛り上がっていく。今日それを確認しただろ。必ずオレがこのリングに立って、さらにノアを爆発させます。みなさんの声援、本当に感謝します。アイ・アム・ノア!ウィー・アー・ノア!」と叫んでノア初の横浜武道館大会を締めた。