空中時限爆弾の破壊力に近隣住民ビックリ!大仁田軍が杉浦軍に敗北
「プロレス・爆破甲子園」(29日、鶴見青果市場)
大仁田厚が開発した電流爆破デスマッチの誕生30周年記念大会が行われ、メインイベントの「史上初!空中時限爆弾&電流爆破バット×3デスマッチ」で大仁田、メカパンディータ、ランボー河村組が杉浦貴、NOSAWA論外、門馬秀貴組に敗れた。
大仁田は杉浦と14年9月以来6年ぶりに電流爆破デスマッチで対戦。リング上につるされた空中時限爆弾の点火は開始から10分後に設定された。6人がイス、テーブル、ギターなどを用いて、リング内外に所狭しと暴れ回り、大仁田、河村、杉浦、論外がリング内でもみ合っている中でついに空中時限爆弾がさく裂。その威力はすさまじく、閃光と白煙が会場の隅々まで及び、その爆音の大きさは近隣マンションの住民が次々とベランダの窓から顔を出すほどだった。
リング内の4人はダメージでしばらく動けなかったが、杉浦と論外が一足早く立ち上がり。爆破バットで大仁田に爆撃。2本目の爆破バットは門馬に誤爆してしまったが、最後は杉浦が“世界のホームラン王”王貞治ばりに左打席のフラミンゴ打法で爆破バットをフルスイングし、パンディータを爆殺した。
インタビューでは「昨日の夜、日本刀1000回振ったよ。今日のために」と王貞治と同じ特訓を行ったことを明かして勝ち誇った杉浦。「あれで終わりって訳ではないよ」と大仁田との再戦に前向きな姿勢を見せ、論外は「電流爆破、大仁田厚がオレたちに挑戦してこい。どんなルールでもやってやる」と呼び掛けた。
だが、空中時限爆弾の威力には、「初めてやるなら爆破実験してくれ。メチャメチャ怖かったぞ。経費をけちってんじゃねえよ」と苦笑。杉浦も「オレたちで実験しやがって」と同調した。
一方の大仁田は「杉浦と一騎打ちするしかないですね。条件はあっちに飲ませます」と再戦に意欲。そして自身とともに爆破甲子園をプロデュースするサイバーファイト社長の高木三四郎を呼び出して、「パンダ(メカパンディータ)はオレの経営する(コーヒー)焙煎所で働いてるんだぞ。トレーニングなんかほとんどできないんだ。それをオレのパートナーにして、杉浦に勝てるわけねえだろ」と、カード編成の不満をぶつけて、杉浦との一騎打ちを認めさせた。
また、高木は、大仁田に「なんであんたはこのリングに上がらないんだ」と電流爆破参戦を要望されると、「31周年で必ずやります」と返答。3月に計画した電流爆破30周年日本ツアーがコロナ禍の影響により実現しなかったことで、「オリンピックも1年すれたので、来年も30周年で行きましょう。来年こそはツアーできますよ。もっと大きな場所を用意します。サイバーファイト社長として約束します」と明言し、大仁田を喜ばせた。