ホリフィールド氏“耳噛み”タイソンに再戦呼びかけ「世界が待っている」米報道
元統一ヘビー級・クルーザー級王者で14年に引退を表明したイベンダー・ホリフィールド氏(58)が15年ぶりにリング復帰したマイク・タイソン(54)に再戦を呼び掛けた、と1日(同2日)、米スポーツ専門局ESPN電子版が伝えた。
ホリフィールド氏は96年11月にWBAヘビー級王者のタイソンをTKOで破ってタイトルを奪取。翌年6月の再戦ではタイソンの耳を噛み切る蛮行により反則勝ちし、2戦2勝の戦績を残している。
ESPNによると、同氏はこの日発表したプレスリリースで2人の対戦を「世界的イベントであり、だれもが見たい唯一の戦い」と形容。「この戦いは我々のレガシーのために実現しなければならない。(タイソンが15年ぶりにリングに上がった)土曜日の夜、あなたは私と対戦する準備はできていると言った。ならば契約書にサインをしてリングに上がろう、タイソン。世界は待っている。あとはあなた次第。私は万全だ」とつづったという。
タイソンは11月28日(同11月29日)に元世界4階級王者のロイ・ジョーンズ(51)とのエキシビションマッチで15年ぶりにリング復帰。全盛期をほうふうとさせる動きで世界に衝撃を与えた。一方のホリフィールド氏は11年5月にブライアン・ニールセンを10回TKOで下したのを最後に試合から遠ざかっており、タイソンと3度目の対決が実現すれば、10年ぶりのリング復帰となる。
タイソンの次戦の対戦相手に関しては米全国紙USAトゥデー電子版が、90年に東京ドームで当時無敗の王者だったタイソンにKO勝ちし、スポーツ史上最大の番狂わせを演じたジェームズ・バスター・ダグラス氏(60)が意欲を見せていると報じるなど、注目を集めている。