全日本・ゼウスが新型コロナ陽性から復帰星「悲観的になったことは一回もない」
「プロレス・全日本」(13日、後楽園ホール)
新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けて10月24日の試合を最後に欠場を続けていたゼウスが復帰した。UTAMARO、イザナギと組んで、本田竜輝、岩本煌史、渕正信組と対戦。最後は自ら本田を捕らえて、フェースロックでギブアップを奪った。
試合後のゼウスは「やっと1カ月半ぶりに全日本プロレスのリングに戻ってくることができました」とあいさつし、自身に代わって世界最強タッグ決定リーグ戦に出場したイザナギらに感謝。「全日本プロレスに上がり始めてから1試合も休んだことはなかったんで、今回は元気でもドクターストップというか、社会的なもので上がれなかったのはすごく悔しい」と話しながらも、「感染したことで悲観的になったことは1回もない。この時間にしかできないことをたくさんできたんで、次の新たなるステップに大いにつながる時間になった」と前向きに受け止めた。
続けて、ZERO1参戦時にタッグを組んでいた、田中将斗との世界最強タッグでの対戦が流れたことで、「やるのが楽しみやった。自分の心にバチバチ火がついてたんで、できることなら、そういう試合を組んでもらいたい」と、仕切り直しの対戦を熱望。自身はイザナギとアジアタッグ王座を保持しているが、「なんでもいい。アジアでもスペシャルマッチでも」と、シングル、タッグを問わない考えを示した。