新日本、新型コロナ禍で年間の観客動員19万人減 7年ぶりの20万人台
新日本プロレスは23日の後楽園ホール大会で今年の興行日程を打ち上げた。国内年間観客動員は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で22万3903人(104大会)と低迷。昨年は41万7000人を動員したが、今年は19万3748人減とショッキングな数字が出た。旗揚げ10周年(82年)以降ではワースト記録で、20万人台は07年~13年の低迷期から7年ぶりだ。
旗揚げ48周年イヤーの今年は、年頭に初の東京ドーム2連戦に挑戦し、7万71人を動員して船出。だが新型コロナ対策として3月から興行の延期・中止を余儀なくされて大ブレーキがかかった。
7月の大阪城ホール2連戦で5カ月ぶり興行を再開したものの、新型コロナ対応の入場制限もあって観客動員は足踏み。米国興行も1、2月に5大会を開催(3440人)したが、8月に予定したニューヨークのMSG大会は延期せざるを得なかった。
東京五輪(来年に延期)のため夏から秋にスライドした“看板シリーズ”のG1クライマックスも3万6620人動員(19大会)と、昨年比6万574人減。98年の両国国技館3連戦(3万4000人)に次ぐワースト2位に終わった。
全日程を終了している全日本も2万3185人(46大会)と昨年比6万1251人減。ドラゴンゲートは2大会を残して4万3654人(103大会)と、昨年比8万人のダウン。1大会を残す大日本は1万8971人(80大会)と昨年比3万5000人減で、DDTグループ&ノアのサイバーファイトは8月から観客数を非公表とした。