レスリング五輪銀・太田忍「打撃で倒すイメージある」RIZIN白星デビュー自信

 「RIZIN.26」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 リオデジャネイロ五輪のレスリング男子グレコローマンスタイル59キロ級銀メダリストで総合格闘技デビュー戦に臨む太田忍(27)が29日、オンラインで取材に応じた。所英男(43)との初陣に向けて、「打撃で倒すイメージはある」とKO勝利への自信を示した。

 昨年はレスリング世界王者にもなっている実力の持ち主だが、畑の違う世界は甘くないことは承知の上。投げ技でのフィニッシュには懐疑的で、「(MMAで)投げを受けてダウンするようなマヌケな選手っているんですかね?(所は)対策もしてきているだろうし、(バスターKOの)可能性は低いかなと思っている。攻撃の展開の一つになるかもしれないが…」と分析し、「(投げ技で)頭から落とせる態勢になったら最善の選択をするが、勝ちに徹する。今回は『太田忍がMMAにちゃんと順応できているか』を試合で見せられたらいい」とテーマを設定した。

 初陣に向けては打撃やボクシングの練習も積んでおり、「打撃を始めてまだまだだが、打撃で倒すイメージ、自分でフィニッシュするイメージもある」と断言。所の寝技には最大限警戒しつつ、「イメージ通り、作戦通り遂行できたら、負ける確率はほぼないかなと思っています」と白星デビューへの自信をのぞかせた。

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