新日本・オカダ宝刀解禁 必殺レインメーカーでかつての盟友オスプレイ撃破

 「プロレス・新日本」(4日、東京ドーム)

 因縁の相手に、封印していた伝家の宝刀をついに抜いた。オカダ・カズチカは必殺技のレインメーカーを完璧に決め、3カウントを奪取。かつての盟友オスプレイとの35分を超える激闘にピリオドを打った。

 衝撃の光景は最終盤だった。オスプレイがツームストンドライバーから両手を広げるポーズというオカダのお株を奪うムーブを見せると、何と掟破りのレインメーカーを一撃。だが、カウント2・9で蘇生したオカダはそれで着火。変型ツームストンドライバーから、本家レインメーカーを完璧に決めた。

 新必殺技のマネークリップ(コブラクラッチ)で締め上げ失神寸前まで追い込んだが、最後に決めたのは封印していた必殺技だった。「オスプレイのレインメーカーがなければ今日のレインメーカーもなかった」とうなずき、「レインメーカーと言っておきながら“金の雨”は降ってないし、(今回は)お年玉ですよ」と語った。

 因縁の対決だった。オスプレイとは15年10月に初遭遇し、オカダが誘ってCHAOSに加入。以降、同ユニットで兄弟分として共闘を続けた。ただ、20年10月にオスプレイの裏切りでたもとを分かち、この日を迎えた。「カモン、オスプレイ!来いよオラ」。かつての弟分を叱咤(しった)するように一発一発を食らわせた。

 レインメーカーを解禁し、かつての弟分との因縁マッチにケリをつけた。ベルトを失ってからちょうど365日。「(今年は)オカダの年。僕の戦いで日本も世界も元気にしたい」。タイトル戦線に絡めなかった1年を終え、ようやく主役復活の予感を漂わせた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス