ボクシングの真正ジムは１６日、神戸市中央区の湊川神社で、新年恒例の必勝祈願を選手、スタッフで行った。

　山下正人会長は今年最初の興行を３月２８日に神戸市中央体育館で、有観客で開催することを明かした。メインは昨年９月に１年４カ月ぶりに再起した元ＷＢＡ世界スーパーバンタム級王者・久保隼（３０）＝真正＝の復帰２戦目となり、佐伯瑠壱斗（２２）＝岐阜ヨコゼキ＝との５８・５キロ契約ノンタイトル８回戦となる。これが今年の西日本地区でのボクシング初興行となる。

　山下会長は以降、月１回ペースで自主興行を行っていく計画を明かし、「緊急事態宣言下ではやらないことに決めているが、こういう時だからこそ興行のできるジムがしっかり感染対策をして開催していきたい。関西ボクシングの火を消したくない」と話した。昨年、感染防止を徹底して４興行開催した経験も生かし、前向きに取り組む。