ボクシングの大橋ジムは１６日、所属選手でＯＰＢＦ東洋太平洋バンタム級王者の井上拓真（２５）が昨春に高校時代の同級生である一般女性と８年の交際を経て入籍していたこと、昨秋に第一子女児が誕生していたことを発表した。

　拓真はＷＢＡ・ＩＢＦ統一バンタム級王者の尚弥の弟。１９年１１月にＷＢＣ世界バンタム級暫定王者を失い、１４日の再起戦でＯＰＢＦ東洋太平洋バンタム級王座を獲得したばかり。所属ジムを通じて以下のコメントを発表した。

　「先日はコロナ禍の中、無事試合ができたこと、そして結果が出せたことにほっとしています。昨年春にアマチュア時代からずっと支えてくれていた高校時代の同級生と入籍しました。そして秋には待望の長女が生まれ、今回の試合は家庭を持って臨む初めての一戦でした。妻と娘の存在は、これまで比べものにならないくらいの原動力をボクに与えてくれました。これからも一人の男として夫として父として、より一層ボクシングと向き合い、目標に向かって邁進してまいります」