元世界王者・久保隼が2021年西日本初興行に登場 3・28佐伯瑠壱斗と無冠戦へ
ボクシング元WBA世界スーパーバンタム級王者の久保隼(30)=真正=が2021年の西日本初興行に登場する。16日、神戸市中央区の湊川神社での必勝祈願で山下正人会長(58)が明かした。3月28日に神戸市立中央体育館で佐伯瑠壱斗(22)=岐阜ヨコゼキ=と無冠戦を行う。
久保は19年5月にWBA世界フェザー級王者・徐燦(中国)に挑み6回TKO負け。引退を決意し、神戸市の介護施設で働き始めた。しかしボクシングを諦めきれず20年9月に再起。当面の目標は「フェザー級戦線に絡んでいきたい」と日本王者・佐川遼(三迫)との対戦を望む。
山下会長は緊急事態宣言時を除き、以降は月1回興行を行う方針。新型コロナによりボクサーの活躍の場が失われる中で「関西ボクシングの火を消したくない」と力を込めた。