総合格闘技「ＲＩＺＩＮ」の榊原信行ＣＥＯが４日、ＹｏｕＴｕｂｅのライブ配信で会見し、３月１４日に東京ドームで開催予定だった２０２１年開幕戦を延期することを発表した。緊急事態宣言の延長など新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて決断した。代わって３月２１日に名古屋市の日本ガイシホールで２１年開幕戦となる「ＲＩＺＩＮ．２７」を開催する。

　榊原ＣＥＯは「東京ドームはいったん延期するが、必ず実現させたい。なるべく早いタイミング、上期でやりたい」と、春先から夏前までの開催を模索する考えを示した。名古屋での開幕戦のカードは来週発表の見込みで、「意外な選手、いよいよか、と思う選手も出てくる」と予告した。

　また今年は海外へのライブ配信、海外大会の開催に加えて、通常シリーズ以外の新大会創設などに積極的にチャレンジしていく方針を明かした。榊原ＣＥＯは「２０２１年がＲＩＺＩＮにとって、国内でも、世界でも大きく羽ばたく年になったな、と振り返られるような年にしたい」と語った。