LEGEND・元K-1王者の武居、元世界王者を圧倒!木村翔「強かったです」
「チャリティーボクシングイベント・LEGEND」(11日、代々木競技場第一体育館)
現役世界王者、レジェンドの元選手、アマチュアのトップ選手らが3分3回スパーリング形式のエキシビションマッチで対戦するチャリティーイベントが行われた。
第1試合では、元K-1ワールドGPスーパーバンタム級王者の武居由樹(24)=大橋=と元WBO世界ライトフライ級王者の木村翔(32)=花形=の注目の一戦が実現した。武居は3月に6回戦でプロボクシングデビューを控え、木村は20年2月以来約1年ぶりの実戦、日本のリングで戦うのは2年5カ月ぶりで、両者はヘッドギアなしで拳を交えた。
K-1時代からボクシング技術に定評のあった武居は、初回から木村のプレッシャーを軽やかなフットワークでいなしながら、しなやかに伸びるパンチを上下に打ち分けて優位に戦いを展開。初回が終わるころには木村の顔が赤くなるほどだった。ダウンや決定的な場面はなかったものの、2回、3回も武居は手数で勝り続けて終了。判定で勝敗は付かないルールだが、武居の優位は明らかだった。
武居はリング上で、コロナ禍の中で駆けつけたファンに感謝し、「3月11日にデビューするので、応援してください」とあいさつ。木村は「武居選手、強かったです。さすがにK-1王者だと思いました。センスがあって、パンチももらわない。これからのボクシング界を盛り上げて行く選手だと思いました」と武居をたたえた。