井上尚弥、貴重な減量なしファイト…体重62キロ「恥ずかしい」比嘉に“貫禄勝ち”

 「チャリティーボクシングイベント・LEGEND」(11日、代々木競技場第一体育館)

 3分3回スパーリング形式のエキシビションマッチで行われた。WBA・IBFバンタム級統一王者の井上尚弥(27)=大橋=は、デビュー15連続KO勝利の日本記録を持つ現WBOアジアパシフィック・バンタム級王者の比嘉大吾(25)=Ambition=と“夢の対決”を行い、尚弥が圧倒的な内容で“貫禄勝ち”した。

 尚弥は、いつもはバンタム級(53・52キロ以下)の試合に減量を経てリングに上がるものの、今回はエキシビションとあって「今日は62キロくらい(笑)」と余裕のある体つき。「モニターを見ながら入場したが、この体格でリングに上がることはめったにないので、試合と全然違うなと。ちょっと恥ずかしいですね。いつもは絞った体なので」と照れ笑いを浮かべた。

 試合は圧巻だった。1、2回は両者ともにヘッドギアを着用。尚弥は初回から軽やかなフットワークから鋭いジャブを次々と突き刺すなど優位に戦いを展開。2回に入ると、ガードを下げて、上下にパンチを打ち分けて圧倒。両者がヘッドギアを外して臨んだ3回は、打ち合いに持ち込みながらも一方的な形で最後まで押し切った。

 貫禄を見せつけた尚弥は「自分の距離だけでなく、比嘉選手の距離でもやろうと思った。打ち合いもディフェンスも距離を取ったりいろんな戦いができて、いい出来だったと思います」と振り返り、「真剣度は100%」と胸を張った。今後の比嘉との関係については「これからの成長具合では自分もうかうかしていられない。比嘉選手がベルトを持つようになればすごく楽しみ」と話した。

 将来的な世界戦の“前哨戦”と位置づけていた比嘉は「見ての通りだが、今は厳しい状態」と力の差を見せつけられた様子。ただ、今後に向けて「自分も世界ランクに入っているし、お互いもっと最高な状態で、体重も落として、そこからの勝負になる。スパーリングよりはもっといい試合になると思う」とガチンコの再戦へ意欲を燃やした。

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