RIZIN・宮本和志がスダリオと激突「プロレスラーの本当の強さ見せる」
総合格闘技「RIZIN」は12日、都内で会見を開き、愛知・日本ガイシホール大会(3月21日)の10試合の対戦カードを発表した。メインイベントは王者の浜崎朱加(38)=AACC=に浅倉カンナ(23)=パラエストラ松戸=が挑戦するRIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチ。また、プロレスラーの宮本和志(41)=和志組=が参戦し、元大相撲十両貴ノ富士のスダリオ剛(23)=フリー=と対戦する。
分厚い筋肉で覆われた身長182センチ、体重118キロの巨体を誇るパワーファイターの宮本は全日本、新日本、ノアなど多くのプロレス団体に参戦。福島県出身で被災地の復興支援にも熱心に取り組んでおり、まずは「東日本大震災から10年ということで、帰還困難区域に帰れない人たちに勇気と元気を与えるような激しい試合をして、頑張りたいと思います」とあいさつした。一方のスダリオは、力士時代は名古屋で1度も負け越したことがないと言い、「対戦相手はどういう方か分からないですけど、半端な気持ちではないと思う。ボクを殺しに来る気持ちで来てください。ボクも殺される覚悟と殺しに行く覚悟があるので、そういう試合を見せていけたらと思います」と“死闘”を呼びかけた。
そして、宮本は、スダリオはRIZINでデビューしてからプロレスラーを相手に2連勝していることについて、「体の大きい人はプロレスラーが多いので」と話し、「プロレスラーを代表するという言い方ではないですけど、プロレスラーの本当の強さを見せて熱い試合をしたい」と宣言。これにスダリオは余裕の表情を浮かべ、「(プロレスラーに)得意意識はないですけど、プロレスラー狩りをしたいわけじゃない。今回は早くぶっ倒して、MMA(総合格闘技)のファイターと試合をさせてもらえるように頑張ります」と通過点の試合であることを強調した。