ノア10年ぶり武道館で拳王が船木撃破V2「オレがノアを業界1位にのし上げる」

船木誠勝(左)にキックを見舞う拳王=日本武道館
船木誠勝(上)にジャーマン・スープッレクス・ホールドを見舞う拳王=日本武道館
ベルトを防衛した拳王=日本武道館
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 「プロレス・ノア」(12日、日本武道館)

 ノアが2010年12月5日以来10年ぶり46回目の日本武道館大会を開催。GHCナショナル選手権試合は王者の拳王が船木誠勝の挑戦を退けて5度目の防衛に成功した。

 日本拳法の元世界王者でもある拳王は、総合格闘技でも活躍した船木とスリリングな打撃とグラウンドの攻防を展開。だが、船木の必殺技ハイブリッドブラスターを浴び、ミドルキックの連打でダウンするピンチに追い込まれたが、最後は強烈なハイキックを頭部にたたき込んで流れを引き寄せ、掌打をかわしてドラゴンスープレックスホールドを繰り出して勝利をものにした。

 51歳ながら好コンディションを保つ実力者の船木を撃退した拳王は「船木誠勝、やっぱり最強だ。プロレスラー、イコール最強を体現し続けてきただけあるよな」と称賛。続けて、「そんな最強の船木誠勝に勝てたのも、このような状況の中、ここまで集まってくれたクソ野郎どもと、ここ、日本武道館のおかげだ」と、“ノアの聖地”に駆けつけたファンに感謝した。

 拳王は3年前からノアを再び日本武道館に導くことを宣言しており、この日にそれが実現したことで、「ずっと夢見て、ずっと唱え続けて、ようやく来られたぞ、武道館に。夢は言い続ければかなうもんだろ。それを今日分かっただろ」とアピール。そして、「ここでもう1個夢ができたぞ、日本武道館、ノアは昔、年に何回もやってきただろ。超満員の武道館、何回もやろうぜ。かつてノアは業界1位の座にいただろ。オレの夢、テメエらクソ野郎どもの夢。プロレスリング・ノアをもう一度業界1位までオレがのし上げていくからな」と新たな野望をぶち上げた。

 そして、拳王のインタビュー中にはケンドー・カシンが乱入し、「オレも夢を語りたい。夢は願えばかなうんだろ。俺の夢はチャンピオンになることだよ。オレがプロレス界に入ったのはそのベルトを獲るためだ。ナショナル王座を」と、拳王の言葉をちゃかしながら挑戦を要求。さらに、「正々堂々と、セコンドの乱入、反則なし、分かったか。汚いマネすんなよ」と条件をつけて去っていった。

 これに拳王は「あんなちゃらけたヤツが来て、マスコミのクソ野郎ども、本当に申し訳ないな。アイツの挑戦を受けてやる。すぐにでもな、倒してやるからな」と受諾。最後は「プロレスリング・ノアを業界1位にのし上げる。それが俺の夢だ」と宣言した。

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