ノア10年ぶり武道館 武藤敬司が最年長GHCヘビー級王者に
「プロレス・ノア」(12日、日本武道館)
ノアが10年12月5日以来10年ぶり46回目の日本武道館大会を開催。58歳2カ月の武藤敬司が潮崎豪を破り、杉浦貴の47歳10カ月を更新する最年長GHCヘビー級王者となった。
足4の字固め、閃光魔術、故三沢光晴さんの秘技エメラルドフロウジョンなどで攻め込んだ武藤。粘る潮崎の月面水爆などの猛反撃に何度もカウント2・9まで追い込まれたが、カウンターのフランケンシュタイナーで逆転勝ち。試合後は清宮海斗が現れ、無言で挑戦を要求した。
武藤はIWGPヘビー級、3冠ヘビー級と合わせて史上3人目の3大メジャー王座制覇。「頂上に上がったけど、今は霧で視界が見えねえ」と心境を語り、「レスラー冥利に尽きるというか、レスラーは注目されてナンボ。チャンスをくれたノアにも感謝です」と充実感をにじませた。