新日本・天山 モンゴリアン封印の影響隠せず「できひんって考えられへん」奪回へ意欲
「プロレス・新日本」(15日、後楽園ホール)
グレート-O-カーンとの敗者モンゴリアンチョップ封印マッチで敗れた天山が、モンゴリアンチョップ奪回へ意欲を見せた。
天山は棚橋弘至、辻陽太と組んで、オーカーン、ウィル・オスプレイ、ジェフ・コブ組と対戦。思わずモンゴリアンチョップを出そうとして思いとどまり、そのスキに攻撃されるなど得意技を封じられた影響は隠せず。さらにはオーカーン、コブ、オスプレイに連続でモンゴリアンチョップを見舞われる屈辱まで味わわされ、最後は辻がコブにツアー・オブ・ジ・アイランドで仕留められた。
試合後の天山はガックリ。モンゴリアンチョップを繰り出す構えをしながら、「あー、悔しいよ。何が悔しいって、うーん、モンゴリアン、モンゴリアンチョップがね、もう、もうここまで来てんねん。出せへん。これはもう我慢するしかない。このままモンゴリアンなしじゃやってけないよ。うーん、なんとか、モンゴリアンだけでも」と苦悩の表情を浮かべた。
相棒の棚橋から「オーカーンからモンゴリアンを取り戻しましょう」と励まされると、「ホンマやなあ。そうでないと、アイツ、ホンマあのまま、自分のもんと思ってやってるみたいやから」と同意し、「毎日のようにモンゴリアンやってた。それが今でできひんって、ちょっと考えられへんわ。あのクソッタレ、オーカーンにモンゴリアン、ぶちのめしてやりたい」と、奪回戦への意欲を示した。
一方のオーカーンは「笑わせてもらったよ、天山。モンゴリアンチョップがないだけで、こんなにも惨めな姿になるとはな」と高笑い。「貴様が頭を下げて、“帝国万歳チョップ”に名前を変えたら、使用を許してやってもいいぞ。余の寛大さにひれ伏せ」と、小ばかにするようにモンゴリアンチョップの改名を呼び掛けた。