昨年急死のプロレスラー・木村花さん追悼大会、命日5月23日に 主催の母「やっと」
フジテレビで放送されていた「テラスハウス」に出演していたプロレスラーで、SNS上で誹謗(ひぼう)中傷を受けた後の昨年5月23日に急死した木村花さん(享年22)の追悼大会が命日である5月23日に東京・後楽園ホールで開催されることが16日、分かった。母で元プロレスラーの木村響子さん(43)が15日にツイッターで発表した。響子さん主催で「木村花メモリアルマッチ『またね。』と題して行われる。
響子さんは「開催決定。花に想いを伝える場をやっと作れました」と思いを明かし、「主催は私になりますが、たくさんのご協力をいただいています」とつづった。続くツイートでは「コロナ禍の状況で来場が難しいかたにも、なにか共有できるかたちがないか模索中です」とした。
また、現役時代の自身の主戦場で、花さんが所属していた団体・スターダム、運営するブシロードファイトと話し合いを重ねたとした上で「花が会社のために頑張ってきたことを認めていただき、心無い誹謗(ひぼう)中傷から花を守り切れなかったことを教訓に、今後、所属している選手たちを大事に守っていただけると約束してもらえました」と公表。
さらに、響子さんは「今後は花のためにも、選手、ファンの方たちのためにも和解して協力する道を選びます」と訃報後、距離を感じさせた団体側との関係に言及。旧知の選手やスタッフもおり、応援したい気持ちがあるとした。
今回の花さん追悼大会での団体側からの支援について「誤解をされたくないので申しますと、お金のやりとりはございません」とし、「花の写真や映像、私主催の追悼興行への選手の派遣などを協力していただけます」と内容を公開。「私にとってはお金よりもありがたく温かい支援です」と思いを告白した。