元西武・相内誠、格闘デビュー戦はボコボコTKO負け「すっごく痛かった」125秒完敗

拳信王(左)のパンチを食らう相内誠=横浜アリーナ
拳信王(左)のキックを食らう相内誠=横浜アリーナ
入場する相内誠=横浜アリーナ
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 「キックボクシング・RISE」(28日、横浜アリーナ)

 格闘技デビュー戦となった元西武投手の相内誠(26)は、スーパーライト級(65キロ以下)でモンゴル出身のデリゲルムルン拳信王(31)と対戦。1回2分5秒、TKO負けを喫した。2度のダウンは立ち上がったが、最後はパンチのラッシュでボコボコにされたところでレフェリーが止めた。

 注目のデビュー戦は悔しい結果となった。相内は練習してきたとみられるミドルキックや右ストレートでけん制したが、相手の左ミドルをボディーに食らって1度目のダウン。もん絶しながらも立ち上がり、膝蹴りなどで反撃を図ったが、今度は左ミドルキック、左パンチを受けて2度目のダウンを喫した。最後は相手のラッシュをなすすべなく受け続け、何もできないまま125秒でのTKO負けとなった。

 試合後は「ボコボコにされちゃいました。(受けた打撃は)すっごく痛かったです」と意気消沈した様子。ダメージで記憶も飛んだといい、「2回目にダウンを取られた記憶がなくて、なんで取られたんだっけと。覚えているのは(相手の)ミドルキック」と首をかしげた。

 相内は昨オフに西武を戦力外となって野球選手を引退。昨年11月に格闘技転向を表明し、RISEでのデビュー戦が発表され、ここ1カ月間で本格的に練習を積んできた。元チームメートからも激励を受けていたというが、勝利で応えられなかった。

 「調子に乗って新しいことに挑戦すると言ったものの、甘い世界ではないとはわかっていたし、後悔はない。今日の負けは悔しいし、はい上がってやろうという気持ちになりました」と格闘家続行の意思を示し、「短期間で試合を組んでいただいて感謝しているが、これを機に、時間をかけてしっかり弱点を見つけていきたいと思っている」と、中長期的な視点で成長を誓った。

 ◆相内 誠(あいうち・まこと)1994年7月23日、千葉県柏市出身。12年ドラフト2位でプロ野球・西武に入団したが、直後に無免許運転や未成年飲酒が発覚。また、昨季は緊急事態宣言中の4月に同僚の車でゴルフに出かけ、速度超過が判明したことで処分を受けるなど、グラウンド外での相次ぐトラブルでも話題となった。1軍通算21登板で未勝利に終わり、昨オフに西武を戦力外となって野球を引退した。185センチ。

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