高山勝成 対戦熱望の京口を挑発「日本選手をすべて黙らせるのが王者」

 大学生活を終え記者会見する高山勝成=名古屋産大
 卒業式で学位記を手にする高山勝成=名古屋産大
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 ボクシングのミニマム級世界主要4団体制覇王者、高山勝成(37)=寝屋川石田=が19日、在籍する愛知県尾張旭市の名古屋産業大で卒業式に参加した。30歳で系列の菊華高に進学した高山は、17年に33歳で大学進学。卒業式では、プロからアマへ転じて東京五輪を目指した経緯などから「特別賞」として表彰された。

 「アマに挑戦して、またプロに戻って挑戦できている」と充実の4年間を振り返った高山。今後については「2階級制覇して年内にプロを引退するのが目標」と語った。

 最大の標的は、WBAライトフライ級スーパー王者、京口紘人(ワタナベ)だ。自身が制覇した4団体のうちWBAだけが暫定タイトルだったことに加え、世界ランクも同級5位にいることから「国内では自分が最高位にいる」と挑戦を熱望。今月13日に米国でV3を達成した京口に対し「(他団体との)統一戦の前に、国内の日本選手をすべて黙らせるくらいが王者ではないか」と挑発した。

 京口陣営とは昨夏に交渉段階に入ったが、自身がランク入りしていなかったことなどから、実現には至らなかったという。上位にランクされたことで「自分はいつでも準備できている」とアピールしていた。

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