「総合格闘技・ＲＩＺＩＮ」（２１日、愛知・日本ガイシホール）

　大会途中に榊原信行ＣＥＯがリング上で１６人参加のトーナメント、今春にバンタム級ジャパン・グランプリを開催することを発表し、元ＲＩＺＩＮバンタム級王者の朝倉海（２７）＝トライフォース赤坂＝の出場が決まった。

　榊原ＣＥＯは「ジャパン・グランプリに朝倉海が出ないならつまんないですよね」とファンに問いかけ、来場していた海を公開説得。「賞金１千万円出します」と宣言し、海をリング上に呼び出した。マイクを持った海は「ずるいですね」と苦笑しながらも「こんなところで言われたら断れないので出ます」と返答。昨年大みそかの前戦で堀口恭司（アメリカン・トップチーム）に敗れていることから、「海外に挑戦しようと思っていたんですけど、負けた状態で行くのは違うと思うので、ここで圧倒的に優勝して海外に挑戦したいと思います」とアピールした。

　さらに、「５月ですね、東京ドームでやりたいです。それなら出ます」と逆要求。榊原ＣＥＯは「東京ドームを満員にできるように、ジャパン・グランプリを組みます」と応じ、「東京ドーム（関係者）さんも今日来ていただいているので、日程の調整をして。最高の最強の１６人を用意して、近々にみなさまにお伝えします」と明言した。