西田凌佑 師匠・名城信男氏超える“4戦目で王座奪取”誓う 比嘉大吾に挑戦
「WBO・APバンタム級タイトルマッチ」(4月24日、沖縄コンベンションセンター)
王者・比嘉大吾(26)=Ambition=に挑戦する日本スーパーバンタム級6位の西田凌佑(24)=六島=が29日、大阪市住吉区の同ジムで会見し、大学時代の師匠である元WBA世界スーパーフライ級王者・名城信男氏(39)を超えるデビュー4戦目でのタイトル奪取を誓った。また、アンダーカードでは峯佑輔(24)=六島=が東大河(25)=平仲BS=と6回戦で対戦する。
西田は奈良・王子工で国体優勝、近大では全日本選手権8強などアマチュアの実績を積み、昨年12月に世界挑戦経験もある大森将平(ウォズ)に判定勝ち。この金星で、初のタイトル挑戦を決めた。
近大・名城監督は現役時代、6戦目で日本王座を獲得。当時国内最短タイの8戦目で世界王座を奪取した。LINEでタイトル挑戦が決定したことを報告すると「1日1日を無駄にするな」と激励されたという。「比嘉選手は超ファイターでパワーもスピードもあるが、こんなチャンスはめったにない」と気合を込める。「モチベーションは上がっています。しっかり練習してベルトを持って帰りたい」
比嘉には同ジムのストロング小林佑樹が昨年大みそかに5回KOで敗れ、王座を奪われた。今回、西田が雪辱戦に出る。陣営の武市晃輔マネジャーは「比嘉選手は強かったが、西田がやれば勝てるとも思った。圧倒的不利と言われるのは承知だが、アップセットを起こします」と自信を見せた。