亀田和毅「今でも世界王者以上の実力はある」アフマダリエフ攻略にも自信
「ボクシング・8回戦」(5月5日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)
1年10カ月ぶりの復帰戦が決定した亀田3兄弟の三男で、元世界2階級王者の亀田和毅(29)=3150=が6日、大阪市西成区の所属ジムで練習を公開。「ジムもできたので、大阪で世界戦をして世界王者になりたい」と夢を語った。
スーパーバンタム級で世界を狙う和毅は、3日にウズベキスタン・タシケントで行われたWBA・IBF世界同級2団体統一戦で岩佐亮佑(セレス)に5回TKO勝ちしたWBAスーパー・IBF世界同級王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)についても当然チェック。「まとまっている選手でパンチ力もありそう。でも弱点は結構ある感じ。自信しかないですね」と攻略を描く。「今でも世界王者以上の実力はあると思うんで」と対戦を熱望した。
56・5キロ8回戦で行われる復帰戦は9勝(1KO)10敗2分けのノーランカー・三宅寛典(32)=ビッグアーム=と対戦する。3月29日に試合開催を発表した際、兄の亀田興毅会長(34)はマッチメークに苦戦したことを明かした。新型コロナの影響で海外から選手を呼べず、日本ランカーにも声をかけたが、実現しなかった。
和毅は現状に理解を示す。「大阪で試合をすることに意味がある。大阪で生まれて。亀田一家は大阪から世界チャンピオンになった。今回、もう一回ここからスタート」。生まれ故郷での再始動を誓った。