尚弥と夢対決なるか 那須川天心が来年ボクシング転向 キックの天才、新たな挑戦
キックボクシングのRISE世界フェザー級王者の那須川天心(22)=TARGET/Cygames=が10日、2022年にキックボクシングを引退し、プロボクシングに転向することを発表した。今後キックボクシングでは最少で2戦、最多で4戦を行う予定。2022年3月開催予定のRISEで最後の試合を行い、同年中のボクシングデビューを目指す。
“キックボクシング史上最高の天才”となどと呼ばれる日本格闘技界のスーパースター那須川。だが、強すぎるあまり相手探しに苦労する状況で、以前から将来のキックボクシング卒業を公言していた。ボクシングの帝拳ジムで練習をしていることも知られ、転向は濃厚と思われていた。
この日、那須川はコメントを発表。キックボクシングへの愛着を示しつつ、「まだ22歳。無敗のチャンピオンとして挑まれる立場のキックボクシングからいったんここで卒業し、自分がゼロからの挑戦者になれるボクシングの道を次のフィールドとして選びました」と理由を説明した。
また、同日に放送されたTBS系「炎の体育会TV」でも転向を発表。「やり残したことはない」と言い切ったが、復帰しないかを確認されると、「そこまで言われると分からない」と苦笑した。
JBCは他の格闘技で高い実績を残した者にはB級(6回戦)でのデビューを認めており、那須川もそうなる可能性が高い。階級はRISEではバンタム級とフェザー級で王座を獲得したことから、スーパーバンタム級かフェザー級になりそうだ。スーパーバンタム級ならば、将来的な転級が予想されるWBA・IBF統一バンタム級王者の井上尚弥(大橋)との夢の対決も期待される。
キックボクシングでは、ファンが熱望してきた立ち技格闘技K-1ワールドGPスーパーフェザー級王者の武尊(29)との対戦が残されている。両者は対戦を誓い合い、実現へ大きく前進。この一戦を突破してこそ、新たな挑戦が意味あるものになる。
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