高山勝成が2階級制覇に向け出発 準備期間3週間も「タイトル奪取します」
「ボクシング・WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ」(8日、アーリントン)
ボクシング元世界ミニマム級4団体王者で同級11位の高山勝成(37)=寝屋川石田=が王者・エルウィン・ソト(24)=メキシコ=とのタイトルマッチに向けて3日、伊丹空港から出発した。羽田空港などを経由して米国入りする。
試合は8日(日本時間9日)に米国テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムで開催される。WBAスーパー・WBC世界スーパーミドル級王者のカネロ・アルバレス(メキシコ)とWBO世界同級王者のビリー・ジョー・サンダース(英国)による3団体統一戦のセミファイナルに登場。6万人の大観衆の中での開催となる。
高山は代理人の岡筋泰之弁護士を通じてコメントを発表。「短い準備期間でしたが、今できるベストは尽くしてアメリカに向かいます。リングの上で思い切り暴れてタイトル奪取します」と2階級制覇を誓った。
試合まで3週間での突然のオファーだった。減量、コロナ禍での渡米と困難は多いが、陣営はこれを受諾。中出博啓トレーナーは「たった3週間の準備期間ですが、やれることはやり、勝負できる態勢はできました。春は、WBCやIBFの世界タイトルを獲得した、私たちにとって縁起のいい時期です。試合までの間、新型コロナウイルスの感染予防を徹底してリングに上がり、WBOの世界タイトルを持って日本に帰ってきます」と力を込めた。