6・26三冠戦 挑戦者リー「もうアナタじゃない」に王者諏訪魔「ここまで言うか?」
全日本プロレスは11日、都内で会見を開き、6月23日に東京・大田区総合体育館で行われる三冠ヘビー級選手権試合で対戦する王者の諏訪魔とジェイク・リーが意気込みを示した。
この試合は16日に大田区総合体育館で予定されていたが、緊急事態宣言の延長を受けて6月23日に延期。3日に最終戦が行われたチャンピオンカーニバルで初優勝して同王座初挑戦のチャンスをもぎ取ったリーは「その(優勝した)とき、すごくうれしいという感情はなく、次だなっていう、その一言。延期になっただけで、ボク個人は変わらない。大田区という舞台でできるのはありがたいこと」とクールに語った。
受けて立つ諏訪魔は「初めてですよ、こういうことが起こるのは。三冠戦が延期になるなんて」と話しながらも、「緊急事態の時に三冠をかけて戦うのはとても大事。全日本プロレスの顔として支えていかないといけない。この事態を乗り越えないといけない」と王者の自覚を力説。「今ジェイクは勢いがあって最大の敵なのかなと思うけど、この戦いも負けるわけにはいかない。この戦いを勝ち、全日本プロレスを安心させたい」と誓った。
リーは、全日本の専務執行役員も務める諏訪魔から王座を奪って専務職に専念させる旨の発言をしており、「その気持ちは変わっていない。いつまでこの人に頼るんだと。もうアナタじゃないよ、オレなんだよ、そういう気持ち」と主張。これに諏訪魔は「ここまで言うかって感じだよね。マスコミさんを通じて言っているのは聞いたけど、面と向かって言われちゃったな」と苦笑しながらも、「オレが専務一本でいったら会社が荒れちゃうよ。リング上で発散させているわけだから。オフィスとリング両方必要なんだよ。言われちゃったら火、着いちゃうよね」と反論した。
リーは諏訪魔がスカウトに関わって全日本に入団した経緯があり、「そんな人とこういう形でやり合えるなんて光栄ですよ。だからこそ、そのドラマはここで終着点を迎えないと」と、“恩人超え”を宣言。諏訪魔は悪役へ転向してブレークを果たしたリーに対し、「プロレスはいる前はすげえ太ってたんだよ、コイツ。それがこんなに変わって。時の流れを感じるけどね。ただ、いくら変わっても、まだまだチャンピオンは諏訪魔。そこは変わらないよ」と、王座防衛への自信を示した。
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