「プロレス・スターダム」（１４日、後楽園ホール）

　２０人参加のシングルトーナメント「シンデレラトーナメント」の２回戦と準々決勝が行われ、ウナギ・サヤカが朱里から大金星を挙げて準決勝へ進出した。

　この日の大会開始前に４月１日付でのスターダム正式入団が発表されたウナギは、世界最高峰の総合格闘技ＵＦＣで白星を挙げたこともある実力者の朱里に打撃、関節技などの厳しい攻めに大苦戦するも、ギロチンドロップ、かかと落とし、開脚屈伸式ダイビングボディープレスなどで反撃。終盤にはタランチュラ式腕ひしぎ十字固めで捕らえられるが脱出してエプロンサイドでの攻防に持ち込んだが、そこでもヒザ蹴りの連打、ダブルアーム式ＤＤＴなどで追い込まれる。しかし、最後は朱里がトドメとばかりに繰り出したランニングニーアタックを回避し、前蹴りの連打でリング下にたたき落としてオーバーザトップロープで勝利をものにした。

　試合後はリング上でコズミック・エンジェルズの盟友、中野たむと白川未奈に祝福されながらマイクを持つと、「勝った。オーバーザトップロープとはいえ、あの朱里選手に勝ちました」と大金星に大喜び。２０年１１月からスターダムを主戦場にしており、「ウナギはなんでスターダムに来たとか、お前なんかいらないとか言われてますけど、だからどうした。私はこのシンデレラトーナメントを勝ち抜いてスターダムのトップに、てっぺんに登り詰めますよ」と宣言し、ファンに正式入団を報告した。

　その他の準々決勝は上谷沙耶がスターライト・キッドに、舞華がジュリアに、ひめかが岩谷に勝利。準決勝ではウナギと舞華、上谷とひめかが対戦する。