ササダンゴ、杉浦軍と対戦直訴も門前払い「大仁田さんで終わっていると思っていた」
「プロレス・ノア」(15日、後楽園ホール)
DDTのスーパー・ササダンゴ・マシンが大会開始前に会場を訪れ、杉浦貴率いる杉浦軍との対戦の交渉を申し込んだものの、受付で門前払いされるハプニングがあった。
ササダンゴは10日のDDT・後楽園ホール大会で同門の男色ディーノとともに、ノアとDDTを運営するサイバーファイトが6月6日にさいたまスーパーアリーナで開催する「サイバーファイトフェスティバル」で杉浦軍と対戦することをアピールしていた。
この日、会場の受付に姿を見せたササダンゴは、なぜか大量のカメラマンが待ち構えているのを見て「我々が来ることバレてました?」と驚きながらも、受付担当者に「DDTプロレスのスーパー・ササダンゴ・マシンと申します」と丁寧にあいさつ。だが、杉浦軍との交渉を申し込むと、「事前にお話はいただいていますか。取材ですかね」と確認されてしまった。
ササダンゴは「取材と言いますか、敵情視察と言うか…」と動揺しながら、出身地である新潟の5大ラーメンセットを差し入れ。だが担当者に「事前に申請いただいていないと、取材をお断りしている状況です」と言われ、「取材扱い?」と困惑するばかりだった。
さらに、ノアと同じサイバーファイト傘下の団体のレスラーであるにもかかわらず、担当者から「取材でないなら、チケットはお持ちじゃないですか」と確認され、「チケットはあっても…、バックステージでお話をさせていただきたいんですが」と答えたが受け入れられず。ついには「乱入って事前にお話ししておいた方がよかったですか?逆にそういうのはDDT的なやり方なので、ノアさんのやり方をおもんぱかった結果、ちゃんと言わずに来たんですけど!」と声を荒らげたが、それでも担当者の対応は変わらず。「門前払いってことですかね」と問いかけると、「そういうことですね」ときっばり言われた。
ササダンゴは、過去にUWFの会場に押しかけた大仁田厚が「チケット持ってますか」と言われて門前払いされた有名な出来事を思い出し、「まだあるんですね、20年ぐらい前の話、大仁田さんで終わっていると思っていたんですけど。まだそういうことやるんですね、上から」と怒りに声を震わせながら熱弁。「サイバーファイトとして合併してんのかなと思ってたんですけど、そういう感じでもなかったですね」と落胆した。
最後には、「今日は慌てて来ちゃいました。すみません。プロレス界がニューノーマルに対応していかないといけない部分と古式ゆかしき部分、そのせめぎ合いみたいなところで負けてしまいました」と、担当者と報道陣に謝罪。最後は「こんなにニーズがないと考え直した方がいいかも知れないですね、カード自体…」と肩を落としながら去っていった。