爆睡でオンライン会見遅刻…国本陸がKO宣言「右ストレートで倒したい」

 「ボクシング・日本ミドル級タイトルマッチ」(19日、後楽園ホール)

 同級1位・国本陸(23)=六島=が5戦目での王座獲得を誓った。緊急事態宣言の発令を受けて延期が続いていた東京でのボクシング興行が19日に再開する。18日に計量が行われ、メインイベントに登場する日本ミドル級王者・竹迫司登(29)=ワールドS、挑戦者・国本とも300グラムアンダーの72・2キロでクリアした。

 当初、このタイトルマッチは昨年5月2日の開催で発表された。しかし新型コロナウイルスの感染拡大で延期が繰り返される。11月に開催が決まった際には試合直前に竹迫が左肩を負傷。最初の発表から計4度の延期、約1年遅れでようやく対戦が実現する。

 国本は19年4月の福本祥馬(角海老宝石)戦以来、実に2年1カ月ぶりの試合。「いつもは試合前緊張するけど、今回はどれだけ強くなったのか楽しみしかない」。1年前に試合が決まった時と比べると、勝利への自信は「倍以上になった」と待たされた期間を圧倒的な練習量でプラスに変えた。

 竹迫とは計量時に対面し「強そうでしたね。強そうな人間のオーラを感じた」と印象を語った。しかしひるむ様子はまったくなく「打ち合おうと思っている。パンチを受けて『エグい』と思ったらまた考えるけど、チャレンジャーらしく1ラウンドから攻めていく。右ストレートで倒したい」とKO宣言した。周囲からは「圧倒して勝て」と厳命されているといい、WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(帝拳)の挑戦者候補に浮上するようなインパクトのある勝利を狙っている。

 デビュー5戦目。敵地でのタイトル初挑戦だが、雰囲気に飲み込まれる様子もなさそうだ。計量後のオンライン取材には定刻になっても現れず、ホテルの部屋で爆睡していた。陣営にたたき起こされ、約30分遅れて、タンクトップ姿で登場。「寝ていたのでコンディションはバッチリです」と豪語した。

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