井岡処分なしで田中恒成がコメント発表「私が戦った井岡一翔選手は素晴らしいボクサー」

 WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(32)=Ambition=のドーピング検査をめぐる問題について日本ボクシングコミッション(JBC)が手続き上の瑕疵を認め、井岡を処分しないと発表したことについて、対戦相手の元世界3階級王者・田中恒成(25)=畑中=と畑中清詞会長(54)がJBCの発表から一夜明けた20日、コメントを発表した。

 今回の騒動に関して対戦相手だった田中がコメントするのはこれが初めて。ジムとしては4月30日付で今回の騒動についての質問状をJBCに送付。回答を受け、畑中会長は15日にオンライン会見を行い、JBCへの不信感を示していた。畑中会長、田中のコメントは次の通り。

 畑中清詞会長「昨日のJBCの裁定は受け入れる。ただし、JBCの不手際がこの大混乱を招いたことは、大変遺憾に思う。永田理事長の話を聞くことはするが、我々が納得する説明があるかどうかによって謝罪を受け入れるか考えたい。

あの日本ボクシング史上最高峰の試合を汚した罪は重い。今後、このような事態を繰り返さないためにも、この大混乱を招いたJBCの関係者は、しかるべき責任をとるべきだ。

田中恒成はここからまた世界のベルトを目指して切磋琢磨する。ファンの皆様の期待に必ず応えていく。また応援よろしくお願い申し上げます」

 田中恒成「今回、JBCの不手際によって、このような混乱を招いた事は非常に残念です。大晦日、井岡選手と私の試合は間違いなく素晴らしいものでした。今後は公正、公平が守られ、試合後の両選手が心から健闘を讃え合えるようにJBCは尽力してほしいです。

 大晦日、私が戦った井岡一翔選手は素晴らしいボクサーでした。現在、私はあの試合を経て、新しいボクシングスタイルを構築する為に日々練習に取り組んでいます」

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス