ボクシングＷＢＡ世界ウエルター級休養王者のマニー・パッキャオ（４２）＝フィリピン＝が２１日（日本時間２２日）、ＷＢＣ・ＩＢＦ世界同級王者のエロール・スペンス（３１）＝米国＝と８月２１日（同２２日）に米国ラスベガスで対戦することを自身のインスタグラムで発表した。

　世界６階級を制したフィリピンのレジェンドが２年１カ月ぶりにリングに戻ってくる。パッキャオは１９年７月のキース・サーマン（米国）とのＷＢＡ世界同級王座統一戦に２－１判定で勝利して以来の試合。今年１月には防衛戦を行っていないことを理由にスーパー王者から休養王者に“降格”していたが、無敗の２団体王者スペンスとのビッグマッチが決定した。

　試合は「プレミア・ボクシング・チャンピオンズ」の興行で、ＦＯＸスポーツでペイ・パー・ビュー中継される。会場など詳細は明らかにされていない。

　スペンスは１９年１０月にテキサス州ダラスでフェラーリを運転中に単独スピンして大事故を起こしたが、奇跡的に助かり、後遺症も残らず復帰した。事故後、初の試合となった昨年１２月のダニー・ガルシア（米国）戦は３－０判定。これまでＩＢＦ王座を５度、ＷＢＣ王座を２度防衛している。

　戦績はパッキャオが７１戦６２勝（３９ＫＯ）７敗２分け。スペンスは２７戦２７勝（２１ＫＯ）。