井岡所属ジム、JBC役員退任など4点求める「誠意ある謝罪していません」上申書提出

 WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(32)が所属するAmbitionジムは、日本プロボクシング協会に対し、日本ボクシングコミッション(JBC)現役役員の退任などを求める上申書を提出したことを31日、明らかにした。

 木谷卓也会長名義の上申書は日本プロボクシング協会の花形進会長宛てに28日付で提出。昨年大みそかの田中恒成(畑中)との2度目の防衛戦でのドーピング検査において井岡に薬物反応が出たとされた問題で、第三者による倫理委員会による調査でJBCの検査体制の不備が判明。今月19日には永田有平理事長がオンライン会見を行い、井岡の潔白を認め、謝罪した。

 上申書では「JBCにおいては、未だに、井岡に対する誠意ある謝罪をしていませんし、井岡の名誉回復措置も講じていません」としている。その上で次の4点を求めた。「現在および未来のボクサーが正々堂々と試合することが出来るようにするための要望です」と説明し、協会からもJBCに対して要望提出することを願い出た。

 【1】JBC執行部の責任を認め、現役員が退任すること

 【2】個人情報がマスコミにリークされた原因を追及し明らかにすること

 【3】ドーピング規定を整備し、ドーピング検査を国際基準に準拠させること

 【4】井岡・田中両選手に対して誠意ある謝罪をし、名誉回復措置を講じること

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