全日本 元双子力士の斉藤兄弟デビュー黒星も豪快ファイト!大森「超大型ド級新人だ」
「プロレス・全日本」(9日、後楽園ホール)
大相撲幕下藤の海の斉藤ジュン(34)と双子の弟で元三段目藤の花のレイがタッグを組んでデビューし、ベテランの大森隆男と若手の本田竜輝のコンビに敗れた。
2人は全日本では19年1月にデビューした青柳亮生と田村男児以来約2年半ぶりの新人。小結御嶽海ら出羽海部屋時代の同門力士から多くの祝福と激励のメッセージをもらったという。身長はジュンが身長193センチ、レイが192センチ、体重はともに119キロと恵まれた体を生かし、エルボー合戦、ショルダータックル合戦などで一歩も引かない豪快なファイトを繰り広げた。
ジュンは四股を踏んでから突っ張りを連打するなど相撲殺法を繰り出し、レイはサマーソルトドロップを披露すると観衆は大喜び。さらに相撲時代に得意としたのど輪を生かしたチョークスラムを2人合体で狙ったが成功せず、最後はレイが大森に捕まり逆エビ固めでギブアップした。
“初土俵”は黒星に終わったものの、「人前で何かをやるのは相撲以来だったので、緊張よりもうれしい気持ちが強かったです」と振り返った2人。「全部は出し切れてなかったと思う。当たり負けとかはしなかったですけど、やろうとしたことをうまく止められた。それがこれからの課題。チョークスラムが決まっていたら、またちょっと違う結果になっていたんじゃないかと思う」と反省も忘れなかった。
目指すレスラー像を問われると、ジュンが「力強いレスラー、とにかくスケールの大きなプロレスをできるレスラーになりたい」と答え、レイは「あまり器用なことができるタイプじゃないと思うので、たくさんプロレスを勉強して、昔の外国人レスラーみたいに体を大きくしたい」と目を輝かせた。
一方、2人に胸を貸した大森は「超大型ド級新人だな。桁違いだよ。デカくてパワーがあって、おまけにルックスもいい」と絶賛しつつ、2人の風貌が酷似していることで、「だけど、ジュンとレイ、いまだにどっちか分からねえな」と、つぶやきながら去っていった。
関連ニュース
編集者のオススメ記事
ファイト最新ニュース
もっとみる前K-1王者の与座優貴、ONEと電撃独占契約「武尊さん、野杁さんと一緒にベルト巻くのが目標」 17日ベルト返上申し入れK-1契約満了
綺麗な顔を「ボコボコに」 WBA女子王者の黒木優子、25歳鈴木なな子に非情予告「顔は大事」 6・26フェニックスバトル
井上尚弥、5・4ラスベガス再上陸へ国内調整大詰め「疲労はピーク、逆に順調」 あとスパー1回で打ち上げへ 大橋会長「言うことない」
新間寿さん死去 昭和プロレスをアツくした“過激な仕掛け人” 猪木VSアリ戦&初代タイガーマスクなどプロデュース
元新日本プロレス専務、新間寿氏が死去、90歳「過激な仕掛け人」猪木VSアリ戦、初代タイガーマスクなどプロデュース
中谷潤人「繊細に調整をしていきたい」ザ・リング認定ベルト獲得に意欲「すごくモチベーションになる」
「タバコ消せ、タバコ消せ、オラ!」もはや放送事故 夜の繁華街路上で茨城喧嘩自慢が暴走大げんか 倒れた相手踏み付け場面も 伝説喧嘩師が動揺「待て待て待て待て」
内藤哲也 新日本最終マッチへ感傷なし「涙が出てしまう…ことはない」 退団発表後初のリング、満員観衆「内藤」コール