亀田和毅が井上尚弥戦を現地観戦「拳を交える立場にいられるように強く意識」

 「ボクシング・WBAスーパー・IBF世界バンタム級タイトルマッチ」(19日、ラスベガス)

 2団体統一王者の井上尚弥(28)=大橋=が挑戦者のIBF同級1位のマイケル・ダスマリナス(28)=フィリピン=から左ボディーブローで3度のダウンを奪い、3回2分45秒KOでWBA王座5度目、IBF王座3度目の防衛に成功した。

 米国ラスベガスのヴァージンホテルズ・ラスベガスで行われた試合を元世界2階級王者の亀田和毅(29)=3150=が現地観戦した。和毅は「大勝利おめでとうございます。井上選手はバンタム級で間違いなく最強です。今の自分には発言権がないのですが、いずれ彼が自分の階級にまで侵略の手を伸ばしてきた時に拳を交える立場にいられるように強く意識したいと思います」と所属ジムを通じてコメントした。

 和毅は今年2月に兄で元世界3階級王者の亀田興毅氏(34)が大阪市内に設立したジム「3150ファイトクラブ」に移籍。5月22日に1年10カ月ぶりとなる復帰戦を行い、三宅寛典(ビッグアーム)に判定勝ちした。今後はスーパーバンタム級で世界を目指す考えで、1階級下のバンタム級で世界の頂点に君臨する井上のことは当然意識している。

 また、興毅会長は日本で試合をテレビ観戦。「井上選手、そして大橋会長おめでとうございます。ジム会長としては1年生の自分にとって、チャンピオンメーカーの大橋会長には尊敬の念をおいています。コロナ対策が進んでいるアメリカで、あれだけのビッグマッチでも観客席がまばらだったことに、これからの日本における興行にますますの危機感を覚えました」とコメントした。

 ジム会長に就任し、和毅の復帰戦で初めて興行を手がけた。初興行は緊急事態宣言により、延期、会場変更、無観客試合での開催を強いられ、大幅な赤字を出した。それでも日本ボクシング界でこれまでにない形を模索し、チャレンジしていく。プロモーターとしての視点でこの試合への感想を語った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス