RIZIN・皇治、バッティングで1回43秒ノーコンテスト、梅野が鼻負傷し続行不能
「RIZIN.29」(27日、丸善インテックアリーナ大阪)
4人が争うワンナイトキックトーナメントの1回戦、皇治(32)=TEAM ONE=と梅野源治(32)=PHOENIX=の対戦は偶然のバッティングによる梅野の負傷で1回43秒ノーコンテストに終わった。
ムエタイの2大メジャー王座の一つラジャダムナンスタジアムのライト級王座を獲得したこともある実力者の梅野を「ひょっとこ」などと呼んで挑発してきた皇治。開始直後から連打を放っていき、プレッシャーをかけていった。左ミドルで応戦する梅野に接近戦を挑んでいったものの、頭が下から突き上げるような形で梅野を直撃。鼻を痛めた梅野は怒りをあらわにしながらドクターチェックを受けたが、試合続行不能となりまさかのノーコンテストとなった。
皇治は昨年7月にK-1から移籍し、ビッグマウスと高い集客力でRIZINを盛り上げてきたものの、那須川天心(TARGET)と五味隆典(東林間ラスカルジム)に連敗。このトーナメントは名誉挽回をかけて自ら直訴して実現させたものだった。今年4月には個人専用ジムをオープンさせ、ムエタイのトレーニングも積むなど「今までで一番練習した」と胸を張るほど自分を追い込んで臨んだが、消化不良に終わった。今後の判断は現在協議中。