新日本・ザック、母国イングランドV逸の悲劇克服!前哨戦勝利でタッグ奪回に自信
「プロレス・新日本」(17日、後楽園ホール)
25日の東京ドーム大会でIWGPタッグ王者の内藤哲也、SANADA組に挑戦する前同王者のタイチ、ザック・セイバーJr.組が6人タッグの前哨戦に勝利。22、23日の大阪大会で予定されているシングルマッチの前哨戦と本番での王座奪回に自信を示した。
タイチとザックは鈴木みのると組み、内藤、SANADA、BUSHI組と激突。6人が入り乱れた戦いは最後、BUSHIを孤立させたザックとタイチが合体技のザックメフィストで葬り、試合後は王者組と長時間の口論を繰り広げた。
22日はSANADA-ザック戦と内藤-タイチ戦、23日はSANADA-タイチ戦と内藤-ザック戦が予定されている。ザックは11日に同王座を失っただけでなく、母国イングランドがサッカー欧州選手権決勝で優勝を逃す二重の悲劇に見舞われたが、「最悪な日だったけど、何とか立て直した。全然“トランキーロ”(スペイン語で焦るなよの意味)な気分ではないけど、今は落ち着いている」と強調した。
続けて、内藤との一騎打ちへ「お前の狙いは分かっている。オレを焦らせようとしているんだろ。でもお前の思い通りにはさせない。お前の戦略にさえ乗らなければ、お前を倒すのはたやすいこと」と自信を示し、SANADAについては「本当のところ、お前と試合ができるのはうれしい。お前にはケチをつけるところが見つからない」と評価。再戦へ向けて「お前たちがベルトを巻いていられるのもあと1週間。お前たちが実はお前たち2人には感謝している。内藤が持つことで、このベルトに付加価値がつく。とにかく楽しみにしている」と王座奪回へ自信を示した。
そして、タイチも「また元に、オレらに(王座が)戻るよ。たまたまだ、アレ(王座陥落)は。ちょっとしたミスを犯しただけ。話題にもなってよかったな、内藤。2週間30分だけ話題を与えといてやるよ。返してもらうから」と不敵な笑みを浮かべた。