全日本・浜口ジム出身の塚本竜馬デビュー!夢実現「自分の道は間違いじゃなかった」

 「プロレス・全日本」(22日、後楽園ホール)

 アニマル浜口道場出身の塚本竜馬(24)がデビューを果たした。

 6月にデビューしたジュンとレイの斉藤兄弟に続く新人。この日は、その斉藤兄弟とルーキートリオを結成し、土方隆司、西村修、大森隆男のベテラントリオと対戦した。

 身長170センチながら筋肉隆々の肉体の持ち主は、アニマル浜口氏を思わせる気合あふれる突貫ファイトを展開。一時は大森にドロップキック6連発、斉藤兄弟との連係攻撃を繰り出すなど見せ場を作ったが、最後は孤立し、大森に逆片エビ固めでねじ伏せられた。

 東京都練馬区出身で、物心ついたころからのプロレス好き。小学校卒業後に初めて後楽園ホールでプロレスを観戦した後、親に「オレはプロレスラーになる」と伝えたという。空手、水泳、陸上、サッカー、相撲などを経験。中学3年からアニマル浜口ジム入門、体を大きくするために有名トレーニングジムのHEROジムにも通い、20年12月に行われた公開入門テストを経て全日本入りした。この日はアニマル浜口ジムの先輩でWJ、リキプロなどで活動した和田城功も激励に駆けつけた。

 デビュー戦を終えた塚本は「幼いころからあこがれていたプロレスラーになることができました。自分の道は間違いじゃなかったって、改めて思いました。毎日鍛練を積み重ねて必ず全日本プロレスの名に恥じないレスラーになりますので応援よろしくお願いします」と初々しくあいさつ。この日はコロナ禍で定員は半数に制限されているもののチケットは完売という多くの観衆の前でのファイトとなったことを、「あれだけたくさんのお客さんに見てもらえるというのは、本当にありがたいと思いました。プロレスラーとして実感があるかと言われたら微妙なところではあるんですけど、応援してくれているというのを自覚して、一歩一歩確実に上に行きたいと思います」と喜び、「会場に着くまでは緊張というか、不安というか、そういうものがあったんですけど、自分なんかのために入場曲がなるとは思わなかったので、それからは一生懸命頑張ろうという気持ちでいっぱいでした。緊張とかは忘れていました」と振り返った。

 目指すレスラー像については「目標としている選手は1人いるんですけど、まだこの状態じゃ足元にも及ばないですし、背中も見えないぐらい遠い存在なので、今はちょっと名前は伏せておこうと思います」と謙虚に話しつつ、「いつか、その人みたいな立派なレスラーになりたいと思います」と目を輝かせた。

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