ライト級3冠王者の吉野修一郎が日本王座V7!世界挑戦希望も「今のままでは厳しい」

 「ボクシング・日本ライト級タイトルマッチ」(12日、後楽園ホール)

 王者の吉野修一郎(29)=三迫=が同級10位の仲里周磨(24)=ナカザト=に6回2分20秒TKO勝ちし、7度目の防衛に成功した。

 初回、沖縄のホープ仲里の右ストレートに膝が落ち、その後も素早いジャブを被弾する場面が目立ったが、徐々に距離を詰めての打ち合いで優位に立つ。4回には相手の左目上から出血させ、6回にその負傷がひどくなり、ストップとなった。

 試合後のリング上では、「防衛した中で一番悪い試合だったんじゃないかと思います」と不満げだった吉野。WBOアジアパシフィックとOPBF東洋太平洋の王座も併せ持つ地域3冠王者で、WBO世界7位にもランクされており、「早く世界に挑戦したい」と熱望するが、「でも、今のままでは厳しいと思うのでなんとも言えない」と複雑な心境を語った。

 吉野はこれが昨年9月以来11カ月ぶりの試合で、所属ジムの三迫貴志会長によると、海外進出を希望していたがコロナ禍で実現は難しく、国内では対戦相手が見当たらなかったが、仲里が名乗りを上げてくれたという。今後について三迫会長は「コロナの収束が見えませんけど、世界チャンピオンになるための道筋は引き続き模索していきたい」と語った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス