「井岡弘樹×グリーンツダ」初合同興行 メインは東北大相撲部出身の中田勝浩

 ボクシングの井岡弘樹ジムとグリーンツダジムが9月19日にエディオンアリーナ大阪第2競技場で合同興行「CHAMP FIGHT vol.11」を開催することを20日、大阪市浪速区の井岡弘樹ジムで発表した。メインイベントのミドル級6回戦では昨年度の全日本ミドル級新人王・中田勝浩(30)=井岡弘樹=が友松藍(26)=ワタナベ=と対戦する。万全の感染対策を施した上で、収容1000人の半数となる観客500人での開催を予定している。

 井岡弘樹ジムがグリーンツダジムと合同興行を行うのは今回が初めて。井岡弘樹ジムの井岡弘樹会長(52)はグリーンツダジムから誕生した初の世界王者。「グリーツダジムには本当に感謝している。津田会長(故津田博明会長)は自分の親のような存在」と出身ジムとの初タッグが実現したことをかみしめた。

 グリーンツダジム4代目会長の本石昌也会長(45)は「井岡弘樹さんといえば自分が中学生の頃、テレビで見ていた偉大な世界王者であこがれの存在。その井岡会長からお声がけいただいて合同興行できることは本当に光栄。関西のボクシングを一緒に盛り上げていきたい」と感慨深げに語った。

 メインに登場する中田は今年2月に全日本新人王決勝戦で判定勝ちして以来の試合となる。大阪・桃山学院高から東北大法学部に進学し、大学時代は相撲部に所属した異色の経歴を持つ。ここまで6戦6勝(4KO)と全勝を続けている。

 井岡会長は中田について「世界的に強豪がそろう階級。気持ちも強いし、練習量も誰よりも多い。KOで勝ってほしい」と期待する。興行では井岡会長がMCネーム“LILKO(リル・ケーオー)”としてラッパーデビューする。中田の入場曲で生ラップを披露する計画がある。入場時に中田のリズムが崩れないかという不安を抱えるが、「自分の試合に集中して頑張ります」と力を込めた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス